初めてのカーボンロードバイク

カーボンロードバイク2車種のスペックを比較

金属に比べて軽量かつ、高い剛性を確保できるカーボンファイバーは、ロードバイクのフレーム素材としても人気があります。デメリットとしては金属フレームに比較して価格はアップしてしまうこと。それでも近年では、素材や技術改革により低価格ながら優れたカーボンフレームが登場してきました。

このページでは、サイクルショップエンドウ開成店でも非常に人気のあるカーボンロードバイク「トレック・エモンダSL5ディスク」「トレック・ドマーネSL5」の2車種を比較紹介していきたいと思います。

2車種のスペックを比較

エモンダ SL5 ディスク ドマーネ SL5
価格(税抜) ¥323,400(税込) ¥364,100(税込)
トレックのロードバイク中「最軽量」をコンセプトに開発されたのがエモンダです。登りでは軽さを活かし、コーナーや下りでのコントロール性にも優れます。エモンダSLは500シリーズOCLVカーボンを使用し、シマノ105を搭載したモデルです。 ドマーネは長いホイールベースと低いBB位置、トレックだけの振動吸収テクノロジーIsoSpeedを前後に搭載したロングライドバイクです。エモンダSL5と同様に500シリーズOCLVカーボンを使用、コンポーネントにシマノ105を搭載しています。
フレーム素材 500 Series OCLV カーボン 500 Series OCLV カーボン
フォーク Émonda SL full carbon, tapered carbon steerer Domane SL carbon, tapered carbon steerer
BB下がり(56cm)
ボトムブラケットの低さ
7 cm 7.8cm
ホイールベース(56cm)
前後の車軸間の距離
98.3 cm 100.8 cm
タイヤ Bontrager R1 Hard-Case Lite, wire bead, 60 tpi, 700x28c Bontrager R1 Hard-Case Lite, wire bead, 60 tpi, 700x32c
変速機 22速(2×11)
メイン
コンポーネント
Shimano 105
ブレーキ Shimano 105
ディスクブレーキ
重量(56cm) 9.15 kg 9.89 kg

エモンダ SL5

エモンダはトレックのロードバイクラインナップ中「最軽量」をコンセプトに開発されました。軽さを活かしたヒルクライム、軽快なハンドリングを活かしたダウンヒル、ダイレクト感がありながら、しなやかな剛性感のフレーム。全ての場面においてバランスの良さが光るのがエモンダです。2021年モデルとしてフルモデルチェンジを果たし、フレームがより空気抵抗を考えたエアロ形状になりました。

ハンドル周りのケーブルは内装され、見た目もすっきりしています。また、フレームは程よい剛性感が得られる500シリーズOCLVカーボンを使用

マドンやドマーネと比較すると、一見シンプルなつくりに見えるエモンダですが、左右非対称のBB部分や下側が大きいテーパー状のヘッド部など高剛性を意識した部分に対し、柔軟性を重視し、驚くほど細く作られたシートチューブ、薄く作られたトップチューブなど、機能美に溢れています。

エモンダSL5はコンポーネントにシマノ105を使用。ブラケット部分が小型化されたシマノ105は、手が小さな方にも握りやすいと好評で、軽さ・走り・値段のバランスが非常に高いのもエモンダSL5の特徴と言えます。

ドマーネ SL5

 

 

 

シンプルなエモンダに対して、前後にトレックが独自開発した衝撃吸収テクノロジー「IsoSpeed」を搭載したモデルがドマーネです。更にエンデュランスジオメトリー(長いホイールベースと低いBB位置など)により、舗装の悪い路面や下り坂、疲労したロングライド後半でも抜群の安定感を誇ります。ドマーネSLはディスクブレーキのみのラインナップとなります。

 

衝撃吸収テクノロジーIsoSpeed(フロント)

 

IsoSpeedテクノロジー(リア)

IsoSpeedの仕組みは、通常一体化しているシートチューブとトップチューブを分離させることで、シートチューブを前後にしならせることです。極めてシンプルなシステムのため、ペダリング・ハンドリングを犠牲にすることはなく、重量が僅かに増加する程度です。耐久性も問題なく、ドマーネのフレームにも、トレックが誇る業界一の生涯保証が付いています。

 

シマノ105油圧ディスクブレーキを搭載したモデル。言うまでもなく、ディスクブレーキのメリットは圧倒的な制動力の高さ。言い方を変えると小さな力でもブレーキコントロールが容易に出来るメリットがあります。

 

ドマーネSL5は、エモンダSL5と同様にシマノ105をコンポーネントに採用しています。エモンダと異なるのはタイヤ幅で、エモンダが標準的な25cを採用するのに対しドマーネは幅広の32cを採用。より低い空気圧を設定することで、更に優しい乗り心地を得ることができます。

 

 

すっきりした見た目を与えるフレーム内蔵ストレージは、ツールやギアなどを入れられる便利な収納

エモンダSL5ディスク/ドマーネSL5ディスク、どちらを選ぶ?

簡単に言い切ってしまうと、軽さとキビキビしたハンドリングのエモンダSL5に対し、乗り心地と高い安定性のドマーネSL5という感じでしょうか。使用するフレーム素材は同じ500シリーズOCLVカーボン。コンポーネントもシマノ105で共通ということで、価格も近い2モデル、迷ったらお気軽にスタッフに相談して下さい。

 

自転車で楽しむことが大得意なスタッフが、お住まいのエリアのおすすめサイクリングコースをご紹介することも出来ると思います。山が多い、平地が多いなど、楽しめるフィールドに合わせたバイク選びも出来るかもしれません。お気軽にご来店ください。

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