初めてスポーツサイクルを選ばれるお客様から「クロスバイクとロードバイクの違い」について質問されることが多くあります。
「ロードバイクとクロスバイクは、どっちがいいの?」「クロスバイクが欲しいと思ってますが、ロードバイクのほうが良いんですか?」
そんな疑問を少しでも解決できればと思い新しいページを作ってみました。
1:ハンドル形状の違い
ハンドル形状の違いを詳しく解説します。
ロードバイク・ドロップハンドル
ロードバイクのドロップハンドルは、バーテープ(写真のオレンジ色部分)を自由に持ち替えることが出来ます。持ち替えることで腕の角度や乗車姿勢を変えることが出来るので、とくにロングライドの後半など疲れてきた際に効果的です。通常走行ではブラケット部を握ることが多いですが、ヒルクライムなどではハンドルの下側を持つことで全身の力を使ってペダリングします。
クロスバイク・フラットバーハンドル
クロスバイクはフラット(バー)ハンドルが主流で、比較的ハンドル位置が高めに設計されています。これにより、上体を起こした姿勢で乗ることができ、前方の交通状況を確認しやすく、街乗りやちょっとしたサイクリングを快適にこなすことが出来るよう設計されています。
一部の車種には、衝撃吸収機能を盛り込んだハンドル・グリップ(握る部分)も装備されており人気があります。
2:フレームの違い
ロードバイクとクロスバイクのフレームは、似たような形状をしていますが、それぞれの用途に合わせて作り込まれています。
一般的にロードバイクは軽量な素材を使用した上に、高速での安定性を考えて開発されています。クロスバイクの場合は街中での使用に合わせて、低中速での操作性、更にユーザーの求める用途に合わせてフェンダー(泥除け)やキャリアの装着を考慮するなど、カスタマイズしやすいよう拡張性を持たせてあるのも特徴です。
また、取り付けられるハンドル形状の違いや、乗車姿勢の違いに合わせた形状の違い、装着されるタイヤ幅によってブレーキ形状やフレームの細部にも違いがあり、あまり共通点はありません。
単純にクロスバイクにドロップハンドルを付ければロードバイクになる訳ではありませんし、その逆のケースも同様です。
3:タイヤ幅の違い
ロードバイク・クロスバイク共に、700cと呼ばれる直径約70センチのタイヤが主流です。ただしタイヤの幅は異なっています。軽快さを重視するロードバイクが細目のタイヤを装着するのに対し、クロスバイクは太目を装着して、乗り心地の良さを重視しています。
ロードバイク・クロスバイクの違いのまとめ
簡単に表にしてまとめてみました。「ロードバイクにするかクロスバイクにするか、決めきれない」って方は、新しい自転車でやりたいことを考えてみるのが良いと思います。
もちろんロードバイクを毎日の自転車通勤に使うことも、クロスバイクを週末のサイクリングに使うこともでき、それが自転車の奥深いところ面白いところではありますが、快適さで判断すると専用に開発されたもののほうが優れているのは間違いありません。
ロードバイク | クロスバイク | |
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|
ハンドル | ドロップハンドル | フラットバーハンドル |
フレーム | 軽量・高速安定性重視 | 拡張性が高い |
タイヤの幅 | 23〜25ミリが多い | 28〜35ミリが多い |
変速機 | あり | あり(なしもあり) |
重量 | 8〜10キロくらい | 10〜12キロくらい |
価格 | 10万〜50万が主流 | 5万〜10万が主流 |
主な用途 | 週末のレジャー | 毎日の街乗り |
実際に試乗して違いを体感
サイクルショップエンドウ開成店では、ロードバイクとクロスバイクの試乗車をご用意しています。実際に跨ってみたり、少し試乗して気付くこともきっとありますよ。
自転車選びの疑問・お悩み、是非お気軽にご相談ください。特に最初は悩んで当然です。スタッフ一同、ご来店お待ちしてます。
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